かんきつの成分

成分紹介

かんきつはおいしいだけじゃなく、健康や美容にもおすすめの果物。中でも(温州)みかんには体に良い栄養素がたっぷり含まれています。かんきつに含まれる主な成分と働きをご紹介します。

1日2個半で必要分をカバー「ビタミンC」

ビタミンCはかんきつ類200gに当たり、(温州)みかんに64mg、清見や不知火(デコポン)には106mg、ネーブルオレンジに120mg含まれています。ビタミンCは人の体内では作れず、外から1日100mg吸収しなくてはならない栄養素ですが、(温州)みかん2個半で1日に必要なビタミンをカバーできます。アミノ酸、コラーゲンの生成を助け、しみ・そばかすを防ぐ働きがあるので美容にも必須。抗菌・抗酸化作用があり、白血球の働きを助け、免役力を高める働きを持つので、風邪を予防するビタミンともいわれています。

体内でビタミンAへ「カロテノイド・βカロテン」

カロテノイドは天然に存在する色素の一種で、αやβなどいくつか種類があります。そのうちβカロテンはかんきつ類に多く含まれる黄色い栄養素で、体内にとりこむと分解されて「ビタミンA」になります。ビタミンAは皮膚粘膜の形成を助ける働きを持ち、肌荒れを予防する作用も。疲れ目を防ぐ役割もあります。

生活習慣病を予防する「フラボノイド・ノビレチン」

フラボノイドは果物や野菜に含まれる植物色素の総称で、よく知られているポリフェノールの一種です。かんきつにはフラボノイドの一種であるノビレチンが果皮に多く含まれています。ノビレチンには強い抗酸化作用があり、血液の免疫力を高める働きを持ち、血糖値の上昇を防ぎ、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防するといわれています。

白いすじや袋にたっぷり「食物繊維」

食物繊維には水にとけるもの(水溶性繊維)とそうでないもの(不溶性繊維)がありますが、(温州)みかんには水溶性の食物繊維「ペクチン」が多く含まれていて、体内にとりいれると腸の中で水分を調節し、便秘を解消に導きます。このペクチンは、果肉を包む袋や袋についている白いすじにたっぷり。果肉だけと比べると、約4倍も多く食物繊維がとれるので、袋やすじは捨てずに一緒に食べることがおすすめです。

成分のはたらき

免疫力の強化・風邪予防

風邪予防のビタミンとも言われる「ビタミンC」。抗菌・抗酸化作用があり、体を細菌から守る働きを持ちます。白血球の働きを助け、免役力を高める作用もあります。また「ビタミンA」は対外から侵入してくる細菌を退ける為、皮膚と粘膜を強化する働きがあります。

発ガン抑制成分として注目

近年、注目されているのは、かんきつ類の中でも主に(温州)みかんの黄色い色素成分である「βクリプトキサンチン」。こちらには発ガン物質や活性酸素から細胞を守る働きがあることが発見されました。含有量は(温州)みかん100g=約1個につき0.5〜1mgで、その量はオレンジの約100倍。同じ色素のβカロテンよりも約5倍の発ガン抑制効果があるともいわれています。また実際に「βクリプトキサンチン」は血液中の活性酸素を抑制する働きを持っています。

アロマテラピー

自然の香り効果で心と体を癒す「アロマテラピー」。さわやかなかんきつ系の香りは幅広い年齢層に人気で、かんきつの香りは頭をスッキリさせる覚醒効果があるといわれています。(温州)みかんなどかんきつの皮の油胞(果皮のつぶつぶ)には香りの元となるエッセンシャルオイル(精油)が蓄えられており、甘酸っぱいフルーティーな香りの中に、ほんのりビターな香りが合わさって、独特なさわやかな香りを生み出しています。

成分表

【可食部100g当たり】
  単位 うんしゅうみかん※1 デコポン・清見 いよかん ネーブル きんかん
100g相当の個数   約1個 約半分 約半分 約半分 約3個
カロリー kcal 45〜46 50 46 46 71
ナトリウム

g
1 2 2 1 2
カリウム 130〜150 180 190 180 180
カルシウム 11〜21 7 17 24 80
マグネシウム 10〜11 9 14 9 19
β-カロテン当量 μg 1,000〜1,100 550 160 130 130
ビタミンC mg 32〜35 53 35 60 49
葉酸 μg 22〜24 24 19 34 20
水溶性食物繊維
g
0.3〜0.5 0.3 0.5 0.4 2.3
不溶性食物繊維 0.4〜0.5 0.2 0.6 0.6 2.3

※1 うんしゅうみかんの項目について、みかんの「早生品種」と「普通品種」には含まれる成分に差があり、また「じょうのう」を含むか含まないかでも成分に差があります。そのため、範囲標記にしています。(五訂増補 日本食品標準成分表を参考にしています)