デコポンについて
「デコポン」は登録商標であり、「不知火(しらぬい)」のうち一定の基準をクリアーしたものだけがその名前を使用することができます。本県産の「デコポン」は温州みかん同様に露地栽培だけではなく、ハウス栽培も行われています。唐津地区などでハウス栽培が多く、太良・鹿島地区などで露地栽培が盛んに行われています。本県産「デコポン」は11月下旬から出荷が始まります。また、12月から1月にかけて収穫するものは、すぐに出荷するのではなく貯蔵庫でじっくり熟成させ、甘く・酸切れの良くなるまで待って、2月から出荷開始します。3月下旬ごろに出荷量のピークを迎え、5月下旬ぐらいに出荷を終えます。ハウス栽培から露地栽培へとリレー販売を行うことで長い期間、本県産の「デコポン」をお手元に届けることが出来ます。
ハウス栽培の本県産「デコポン」が出荷されるのは11月下旬から出荷が始まります。また、2月から出荷開始した露地栽培の「デコポン」が3月下旬ごろに出荷量のピークを迎え、5月下旬ぐらいに出荷を終えます。ハウス栽培から露地栽培へとリレー販売を行うことで長い期間、本県産の「デコポン」をお手元に届けることが出来ます。
「デコポン」の名前について
長崎県にある国の果樹試験場で清見にポンカンを交配し育成され「しらぬい」という品種名でデビューしました。出来た当初は異形で不揃いな形態から、市場から敬遠されていました。しかし、その異形から想像できないくらい食味が良いことから、「デコポン」と新たに名前を変え売り出されました。ちなみにその名前の由来は、ヘタの周りの突起(デコ)と親のポンカンからきました。その後、各県で栽培され、いろいろな名前で販売され、佐賀県では不知火として売り出されていました。全国的にあまりにも品名が多くなりすぎたため、1993年にある一定基準の品質を満たしたものを「デコポン」と命名を統一するようになりました。
デコポンの栽培の場所
県内全域で栽培されており、主に唐津地区の松浦東部や太良地区・鹿島地区で栽培されています。
デコポンの出回る時期
ハウス栽培が11月中旬ごろから出始め、3月下旬に出荷を終えます。露地栽培は2月下旬頃から出荷を始め、3月下旬頃に出荷ピークを迎え、5月下旬まで出荷を終えます。